子犬たちに名前は無かった。
名前で呼んであげたかったので、内緒で付けた。
一番ちっこいのがサツキちゃん
（五月生まれだから）
鼻に模様があるからハナちゃん
一番おっきいのがエルくん
安直でごめんね～
三匹は、木で作った小屋に入っていた。
上が少し開いていて、プリンだけよじ登って出入りしていた。
皆でうんこフミフミするので、臭かった。
そのうち、エルくんがよじ登れるようになって
外に出ている事があった。
パルは子犬が産まれてから、プリンに近づかなくなった。
子犬が怖いらしい
プリンやエルくんを放して、
近所の畑に入り、苦情が来たらしい。
その会社の人は、里親募集の写真を動物病院へ貼ってもらった。
私も、町会の集まりの時に声を掛けたが、駄目だった。
ハナちゃんを飼おうか、オサーンと話した。
子犬は手が掛かるのに、共働きでは無理か…
パルが怒りそうだし…
そんな事を考えている時、ハナちゃんは居なくなった。
また、誰か（？）が持ってらしい。
でも、自分のわんこじゃないし、責められない。
この時、生後三ヶ月。
そして、最悪の事になった。
エルくんが、お星様になった。
交通事故だった。
苦情が入った後は、繋がれていたのに、誰かが
放したんだね。轢かれちゃうよ。子犬なんだから…
雨で濡れたエルくんを、プリンちゃんが一生懸命舐めてあげてたっけ。
そんな、幸せなエルくんを思い出し、涙が止まらなかった。
犬の命だから軽いの？
守れたはずだよ。てか、守らなきゃだめだよ。
自分たちの不注意で産ませたのに。
プリンとサツキは仲良しだった。
手は出すまいと思ったけど、出したよ。
だって、どんどん酷くなってった。
水も無い時もあり、いつもお腹をすかせてた。
二人の鎖が絡まって、動けない事もしばしば。鎖はうんこまみれ。
お弁当の残りが腐って、うじがわいていた。
休みの日は、掃除したり、ご飯をあげたりした。
手を出した以上、ずっと世話するつもりだった。
ある時、サツキの食欲が無く、元気も無い。
お腹がギュルギュルしている。
急いで病院へ行くが、閉まっていた。
子犬に良くないかな？と、思ったけど、湯冷ましで
エビオスを飲ませた。
暫く様子を見ていると、下痢ピーの中にスーパーの袋片が入っていた。
次の朝、見に行くと元気になっていた。
私が落として行った携帯を、見事に破壊した時もあった。
二人の笑顔が見たくて、よく通った。
少し寒くなって来たので、毛布を持って行くと、
一つしかない犬小屋に二人でくっ付いて眠った。
かわいくて、しかたなかった。
その日は、突然やって来た。
二人は、居なくなった。
すぐに、保健所を疑った。
あとで聞いたら、二匹一緒に和光の方へ貰われた、と。
私の心に、暫く穴が開いた。
幸せになるんだよ。絶対に。良い人間でありますように。
今でも祈っています。
ここの人たちは、懲りてなかった。
プリンの最初の子、事務所に繋がれてた子。
この子も離されていた。
そして、車にはねられた。
何日か、事務所で生きていたらしい。
きっと、病院なんか連れてってないよね。
また、命が消えました。
やりきれないですね。
この子の命だって、守れたはず！
もう、二度と拾わないで下さい。
パルも一歩間違えば、無くなってた命！
でも、おかあゃんが生きてる限り、守るからね！
ずっと、一緒だよ
（ネタ切れか…？）
ごめんちゃいヾ(^-^;) 
スマン！
が、出ちゃうよぉ
へへへ～
離せ～やめろ～（ハトヤ状態）
